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2021.01.22

<国内>トラベルレポート

東海道歴史散歩 金谷~日坂編

店長 村田

店長村田

『※シティツアーズのホームページでは社員・スタッフが旅行記を定期的に投稿しております。
  これは旅行を推奨するものではなく、皆様に旅行先の情報発信を行うことを目的にしております。 』



岡崎店の村田です。
東海道ウオーキングが密かなブームになっています。

今回、石畳が残る金谷坂・菊川坂、その途中の諏訪原城、そして箱根峠や鈴鹿峠と並んで難所と言われた小夜の中山峠を紹介したいと思います。

①金谷坂
JR金谷駅の裏の道を上っていくと金谷坂があります。旧東海道のこの坂はもともと粘土質の道で雨が降るとぬかるみができ、大名行列をはじめ旅人が歩きづらく不自由しました。江戸末期には、牧之原台地の山石を持ってきて敷き詰めて石畳になりました。

明治以降はその石畳もほとんどが撤去されていましたが、平成に入り町民600人の参加を得て「平成の道普請」で430メートルの石畳が平成3年に完成しました。

この石畳の坂の途中に「すべらず地蔵尊」が祀られています。この石畳の石がザラザラして雨でも滑りにくいことからそれにちなんで作られました。受験生の参拝があとを絶たちません。同じ金谷地区には日を限ってお願いすれば願いが叶う「日限(ひぎり)地蔵尊」や最近改名したばかりの大井川鐡道「合格駅」(旧称五和(ごか)駅)など受験生に験のいいスポットがたくさんあります。

          金谷坂
          金谷坂
         すべらず地蔵
         すべらず地蔵

②諏訪原城跡
金谷坂を登り切った所に、「諏訪原城跡」があります。ここは続日本の100名城に指定されていて、武田と徳川の遠州における覇権争いの舞台の一つだった城です。1573年武田勝頼が遠州侵攻撃の拠点とするために家臣に命じて作らせました。高天神を制する者遠州を制すとも言われた高天神城攻略のための拠点として使われました。その後1575年家康によって攻め落とされ、今川氏真などが城番となりました。1581年に家康が勝頼から高天神城を取り返しさらに翌年武田氏が滅亡すると役目を終えて廃城になりました。現在城跡は
三日月堀と馬出がいっしょになった丸馬出や横堀が残っており、戦国時代の山城の特徴を残しています。続100名城のスタンプも置いてあり名城巡りをしている方が押していきます。

       石碑
       石碑
      本曲輪跡

      本曲輪跡
       外堀

       外堀

③菊川坂

諏訪原城を後にすると今度は下り坂となります。石畳の菊川坂です。ここも金谷坂と同じ石畳の坂で、平成12年の調査で、コンクリート舗装された下から江戸時代後期の石畳が発掘されました。当時の石畳が見られるのは箱根とここの2個所のみで非常に貴重なものです。当時のものと平成に復元されたものを合わせて石畳が続きます。

          菊川坂
          菊川坂

④小夜の中山峠

菊川坂を下ると、間(あい)の宿「菊川」があります。間の宿というのは53次には含まれていませんが難所が続くこの区間に休憩地として設置されました。ここを過ぎてさらに青木坂を登ると箱根峠・鈴鹿峠と並んで難所とされた「小夜の中山峠」に向かいます。現在この道は舗装されマイカーでも通ることができます。この峠付近には江戸時代約20軒の茶店があり「飴の餅」を売ることが幕府より認められ街道の名物となっていました。現在は「扇屋」の1軒だけが残っていて、江戸時代後期の面影のまま名物の飴の餅「子育て飴」を買うことができます(土日祝のみ営業)。ここ小夜の中山には悲しい伝説があります。その昔、妊婦のお石が小夜の中山にある久延寺に安産祈願にきた際に山賊に切られ傷口から赤子が生まれました。お石はそばにあった丸石に乗り移って夜ごとに泣いたため「夜泣き石」と呼ばれました。そしてこの赤子は久延寺の和尚が飴で育て、その飴がここの名物の子育て飴となりました。(なお夜泣き石はこの東海道にありましたが、現在は旧国道1号線沿いの小泉屋という店の脇に祀られています。この久延寺にもありますがこちらは本物ではないという説もあります)

なお、久延寺は扇屋のすぐ隣にあり、家康が1600年に上杉景勝討伐に向かう際当時の掛川城主山内一豊が茶亭を建ててもてなした所です。その後途中の小山まで行って石田の挙兵を聞いて引き返すのですが、その時にも掛川城を家康に提供することを一番に申し出、覚えめでたく関ケ原の戦いの後、一豊は土佐の大名にと出世しました。

中山峠を越え沓掛の急坂を下ると東海道25番目の宿「日坂」はもう間もなくです。

           扇屋
           扇屋
         子育て飴(100円)
         子育て飴(100円)

なお、今回起点となった金谷からは、トーマス号で有名な大井川鐡道が走っています。

上流には美人づくりの湯で有名な寸又峡温泉もありますのでコロナ収束後には、ぜひお出かけください。

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